長野県で4名ブルセラ症に感染
長野県在住の家族4名(40代の母親とその子供3名)が、とても珍しい人獣共通感染症であるブルセラ症に感染ました。
ブルセラ症とは、本来、豚、牛、山羊、犬及び羊の感染症です。この原因菌が人間に感染して発症もします。別名は、波状熱、マルタ熱、地中海熱などと呼ばれています。この原因菌が尿中にあり、それが尿として排泄されても感染がおこると報告があります。
一般的な感染の仕方は、感染している動物の加熱殺菌が十分にされていない乳やチーズなど乳製品や肉を食べることによって経口感染(口からの感染)です。
肉や乳製品を食べることでもおこりますし、動物に近づくことで尿からの感染もおこります。身近にいる犬からもおこると報告されています。食べてもおこるし、犬からもおこるとなりますと私たちの生活環境では感染しやすい環境にあると考えます。日々の厳重な注意が必要となります。