蔵前駅は、東京都台東区にある都営地下鉄浅草線と大江戸線が乗り入れている駅です。
駅名の由来は、開業当初、この地は「浅草蔵前」という地名であったことからきているようです。
そもそもその浅草蔵は、江戸時代にあった幕府の米蔵(「浅草御蔵」といったそうです。)のことを指しているようです。
江戸幕府は、天領地から集めた米を収蔵するために、この浅草御蔵を建てましたが、鳥越山を切り崩し、隅田川を埋め立てて、実に67棟もの米蔵を築いたそうなので、その栄華がしのばれます。
江戸時代では、「何万石の大名」と言われるように、給料は米で与えられます。
つまり、米蔵は江戸幕府の家来を養うための給料金庫ということで、大切な場所であったことがうかがえます。
江戸時代の風景を楽しむのは難しいですが、この周辺には下町情緒あふれる街並みが多くありますので、散策をされるのも良いかもしれませんね。
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