慣れない夜道では交通事故にご注意ください
埼玉県では日本三大曳山祭の一つでもある秩父夜祭が行われ、重要無形民俗文化財にもなっています。
祭りの中では日本でも珍しい冬の花火大会が行われるため、見に行く方も多いかと思います。
慣れない道を夜に車で走る場合、普段よりも迷いやすくなるだけでなく、交通事故もどうしても発生してしまいやすくなるかと思います。
ライトをつけることを忘れないようにするのはもちろん、事前にしっかりと道を調べ、できるだけ不安の少ない状態で走るようにしましょう。
今は目的地までスムーズに行くことができるようカーナビを使う方も多いかと思いますが、カーナビを使用することに慣れていない人はつい画面を注視してしまうかもしれませんね。
画面を注視してしまうと、ただでさえ交通事故が起こりやすい夜道がさらに危険になってしまいますので、画面ではなく周囲の状況の方に注目してください。
花火大会などのイベントがある日には人も多く歩いているかと思いますので、安全確認のために目視は欠かすことができません。
音声案内を使用すれば画面を注視する必要はほとんどないかと思いますし、もしも案内から逸れてしまった場合でも、基本的にはルートを修正した案内が入るかと思います。
ただし、地図が最新版ではなく実際には通ることができないような道を案内されるおそれもありますので、知らない場所に行くときは事前に入っている地図が最新版かを確認しておき、説明書などにも目を通しておいた方が安心です。
もしも案内に不安があるとか、どうしても地図を確認しておきたいような場合には、交通事故を起こさないよう安全な場所にとまってからご確認ください。
渋滞中の交通事故
また、埼玉だけでなく県外でも有名な花火大会となると、会場までの道はどうしても車などで混雑するかと思います。
こちらの花火大会の場合、冬ということもあり他の花火大会とは時期がかぶるおそれがあまりないため、なおさら花火を見たい人がこちらに集中するのではないでしょうか。
会場からの遠さやどの場所で見たいかによって訪れるタイミングがばらばらになりがちな行きと違い、帰り道は基本的に皆が一斉に帰ろうとするため、やはりどうしても混雑するかと思います。
少し待ってから帰るというのも良いかと思いますが、それでもなかなか混雑は解消されないかと思いますので、夜道が混雑した時の走り方を意識して走るようにしてください。
夜道での混雑ではライトで照らしている部分以外は見えづらく、前の車が交通事故の危険を感じて急ブレーキをかけた時、昼間よりもそれに気づいて反応するのまでに時間がかかってしまう場合があります。
反応が遅れると止まりきれず、交通事故が発生してしまうおそれがありますので、安全のためには普段よりも少しだけ広く前の車との車間距離をとっておくと良いかと思います。
夜道でなくとも渋滞の際には車間距離を詰めすぎてしまいやすいため、意識して距離をとりましょう。
早く帰りたいからといって必要以上に距離を詰めてしまうと、交通事故の発生という後悔してもしきれないような事態になってしまうおそれがありますので、くれぐれもお気をつけください。
また、前走車がいるような場合には、ライトはハイビームからロービームに切り替え、周りの車の視界を妨げないようにしましょう。
つい忘れてしまう場合もあるかもしれませんが、他の車がいる場合はハイビームをつけることでかえって交通事故が起きてしまうおそれがあるため、状況による切り替えが大切です。
交通事故における検査と治療の重要性
交通事故にあうと、身体が非常に大きな衝撃を受ける場合があります。
この衝撃は打撲や骨折、「むちうち症」などを引き起こす場合があるかもしれませんが、交通事故直後にはそれらのケガの痛みなどをあまり感じない人もいます。
これは頭が興奮状態になっているためで、そのような状態になっていると自分のケガにしばらくの間気付けないおそれがあります。
また、むちうち症の場合はまだ症状が出てきていないために痛みなどを感じていないということもありえます。
ですので、交通事故直後には自分の感覚はあまり信用せず病院やクリニックに行って、治療が必要そうなケガがないか検査を受けておきましょう。
興奮状態から脱するまでの間とはいえ、ケガをしている状態でそれに気づかず普段通りに動きまわってしまうとケガが悪化したり、後遺症・後遺障害が残ったときに後悔することになるおそれがあります。
はやめにケガを発見して治療を受けた方が治療の効果も高いかもしれませんので、交通事故にあってしまったらすみやかに病院・整形外科に行くようにしてください。
「検査と言われても、どういうところに行けばいいのかわからない」という方もいらっしゃるかもしれませんが、整形外科のある病院・整形外科であれば問題はないかと思います。
もしも行った先で検査が受けられないようであれば、そこで交通事故の検査や治療を受けられそうなところを聞いてみるのも良いのではないでしょうか。
ただ、検査結果に異常がないにもかかわらず頭痛や吐き気などの症状があらわれた場合は、後遺症や後遺障害を残さないためにも自分の感覚を信用して病院や整骨院・接骨院に相談して、治療をお受けください。
交通事故治療を受けるにあたって
交通事故のケガの治療には症状によって色々な方法がありますが、どんな方法で治療を行うにしても、交通事故被害者の方に行っておいていただきたいことがあります。
それは、「交通事故によって生じた症状については、すべて通院先で相談して治療を受けておく」ということです。
交通事故によって出てきた症状は、どんなに小さな症状であったとしても、治療せず放置しておくことで悪化したり、自然に治りきることなく後遺症・後遺障害としてお体に残ってしまったりするおそれがあります。
もちろんすべての症状がそうなってしまうというわけではありませんが、少しでも治療しないことによりそうなってしまうおそれがある以上、気になる症状は早いうちに治療してしまった方が良いのではないでしょうか。
ケガの症状を治療せず放置してしまっていると、「症状が残ってしまうのではないだろうか」という不安も大きいかと思います。
むちうち症の場合は痛みのほかに吐き気やしびれ、気力の低下なども起こることがありますが、そういった症状に関しても、交通事故後に急に出てきたものであれば相談して治療を受けるようにしてください。
通院先を選ぶ際に交通事故の治療に慣れているところを選んでおくと、そうした複雑な症状に関しても説明がしやすく、また治療してもらいやすいのではないかと思います。
通院先の候補となるところを見つけたら、そのホームページや紹介文などに「交通事故治療」などの文字があるかを確認してみると良いのではないでしょうか。
こちらのページには埼玉県内の病院・整形外科、整骨院・接骨院だけでなく、埼玉県内にある警察署などもご紹介しておりますので、治療や検査、その他の手続きが必要な方はご活用ください。