交通事故の保険会社対応

交通事故に遭った場合、被害者は相手方保険会社とのやり取りに直面することになります。

相手方保険会社は、治療費や慰謝料の支払い等をすることになりますが、被害者と相手方保険会社との間には知識、経験に大きな差があるため、支払われる金額が適正かどうか、注意する必要があります。

以下、交通事故に遭った場合の相手方保険会社との対応について、ご説明します。

相手方保険会社とのやり取りは、できる限り記録に残すことをお勧めします。

電話でやり取りしたのであれば、日時、内容をメモに残しておくことが重要です。

相手方保険会社に書類を送るときには、事前にコピーを取ってご自身でも保管しておいた方が良いです。

相手方保険会社に対して、過度に敵対的な態度、言葉遣いをすると、交渉がスムーズに進まなくなる可能性があります。

交渉がスムーズに進まないと、適切なタイミングで示談金が受け取れなくなる等のデメリットがあります。

加害者に対する怒りはあるかと思いますが、可能な限り、敵対的な態度、言葉は避けた方が無難です。

相手方保険会社の担当者の対応が悪いときには、担当者を変えてもらうよう、相手方保険会社に求めることは可能です。

交通事故としての通院が終わった後、相手方保険会社から示談の提案書が届きます。

そこには、相手方保険会社の支払う慰謝料の金額等が書かれています。

しかし、そこに書かれた慰謝料は低額であることが少なくないです。

示談してしまうと、後々、実は慰謝料が低額であったと気付いても、示談を取り消すことはできません。

そのため、相手方保険会社と示談する前には、本当にその金額が妥当かどうか、弁護士などの専門家に確認することをお勧めします。

ご自身等の加入する保険に弁護士費用特約が付いていれば、弁護士費用がその特約から支払われますので、特約の有無も確認した方がよいです。